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深草(ふかくさ)うちわ

深草うちは、江戸時代に山城、深草の地で製造販売され、当時広く日本全国で愛されていた団扇です。
しかしながら、この名前は明治末期に消滅してしまい、世間にしられなくなってしまいました。
形はやや縦長の、棗の実型で、その表の面には草花、木の花や波に水鳥、花鳥の絵が描かれていたようです。

深草うちは、他の京団扇に見られる、柄の部分に骨用の竹を差す「差し柄(え)」と違い、竹の節目を中心に上部を細かく割いて団扇の骨とし、下の部分を柄にしております。
柄(え)と骨との竹片が分離されておりませんので、とても丈夫です。
裏面は無地で、当時はその団扇を持つ人が自分の詠んだ和歌、唄や発句を書いたり、名前を入れたり、好きなように工夫して楽しんで使用していました。

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